高等学校シラバスサンプル集
はじめに
現行の学習指導要領に基づく教育課程では、生徒の主体的・自律的な学習の推進及び一人一人の能力を十分に伸張させる教育の展開が期待されているところです。
学校評議員制度や学校自己評価制度の導入に伴い、保護者や地域の人々に対して学校の基本的な方針及び活動を説明していくことがよりいっそう求められています。シラバスを作成し公開するということも、そのような要求に応えるためのひとつの方法としてあげられます。
シラバスサンプル集について
当教育センターでは、各教科における代表的な科目について、「入学を希望する中学生及びこれから入学する生徒」を対象にしたシラバスサンプル集を作成しました。
ここに紹介するシラバス例は、これから高等学校でどんなことを学ぶのかを知るための“入口”としての意味を持つものであり、学校説明会や入学時のガイダンス等で使用するものとして作成・公開しています。履修前の生徒が学習に取りかかるための、最初の手がかりとしてのシラバス例ですので、「学習内容」につきましては概略を示すにとどめています。
在校生に対しては、さらに各校の実情に即した「年間学習プログラム」を示して、生徒が計画的・主体的に学んでいくための情報提供を行うことも重要です。
(年間学習プログラムの 作成例1 、 作成例2 )
シラバス作成の意義
シラバスを作成する意義はたくさん挙げられますが、特に以下の3点が可能になると考えられています。
- 「指導と評価の一体化」の考え方に基いて、指導目標・評価の観点・評価規準を明確化することによって、学習指導計画のいっそうの改善が図れること。
- 各教科・科目、総合的な学習の時間、特別活動等における学習活動のねらいや内容、授業時間の配当等について分かりやすく示すことによって、生徒の学びの意欲がいっそう高められること。
- 保護者や地域の人々に、各校の教育目標及び教育計画等についての情報提供を十分に行えること。
シラバス作成のポイント
シラバス作成の一番の利点は“学ぶ意欲の向上と学び方の定着”にあると考えます。各校におきましては、生徒が今後いっそう勉強をがんばっていこうと思うようなシラバスを作成する必要があります。その際、以下の項目について明確に示すことがポイントになります。(※複数の項目を複合させて示す場合もあります。)
- どのような単元(教材)を通じて何ができるようになるのか(学習目標)
- 単元(教材)を通じてどのようなことを学ぶのか(学習内容)
- いつまでに何をどこまで学ぶのか(学習進度)
- どのような方法や手順で学ぶのか(学習方法)
- どのようなものを使用して、どう評価するのか(学習評価)
また、特色のある項目を設定したり、視覚面で絵や図表を入れてビジュアル化したり、上記1〜5のどれかに重点をおいたシラバスを作成したりすることも可能です。
テンプレートについて
このサンプル集で示した書式は、左の「テンプレート」メニューからダウンロードできます。各校の書式に合わせて変更して御活用ください。
[科目の概要]と[年間学習プログラム]のテンプレートは、学校のホームページで公開することも視野に入れて、Webページの形式(HTML形式)になっています。編集にはホームページビルダー等のWebページ編集ソフトウエアが必要です。
表計算形式のテンプレートは、マイクロソフトExcelで作成したファイルです。ひとつのファイルの中に、「科目の概要」と年間学習プログラム」の2つのワークシートが含まれるブック形式で作成してあります。HTML形式とはレイアウトが異なりますが、項目は一致しています。 |